ハス(平成28年8月号)

生薬名/薬用部:荷葉/葉 蓮鬚/おしべ 蓮実/果実 蓮肉/種子
用 途 : 強壮・利尿・解熱 など
きらきらと夏の光をたたえる水面。そこから立ち上がるようにすらりと伸びたハスの茎先にはまるく大きな葉と涼やかな花。その色は紅色、白色。朝早く開いて日暮れには閉じ、これを数日間続けると儚くはらはらと散ってしまいます。 花びらが散った後に残るのがまるで蜂の巣のような姿の花托/かたく:茎の先の花がつく部分のこと。穴のひとつひとつに詰まる実は、生薬の蓮実/れんじつ、殻をむき取り出した種子は蓮肉/れんにくで、体を元気にし、尿の出をよくする効果があります。また、大きな葉は荷葉/かようという生薬で、熱を下げるくすりに。葉や花を支える水中に伸びた地下茎が野菜のレンコン。たくさんの穴は空気や栄養を通すためのものです。 夏の夜に咲く大輪の打ち上げ花火もよいですが…。 ポンッと音を立て、水面に開くハスの大輪。早起きをして、そんな一瞬を見に行くのもよいかもしれませんね。