ヒイラギナンテン(平成29年2月号)

生薬名:なし 薬用部:葉・種・根 用途:解熱・強壮 など
冷たい北風が吹き続く2月。そんな寒空の下、コツコツと春の準備をする植物たち。そんな春のまだ早いころに花を咲かせているのがヒイラギナンテンです。ヒイラギのように刺のある葉は夏には青く、冬には赤く。冬から春にかけて黄色い花を咲かせ、初夏には青色の実をナンテンのように房をなして実らせます。日本ではあまり使われませんが、葉や種には解熱、強壮などの薬効があり、生薬として使っている国もあるようです。古くから日本では、ナンテンは「難を転ずる」という語呂合わせから、ヒイラギは葉の棘を鬼が嫌がることから、共に魔除けとして玄関や鬼門に植えられてきました。その両方の名を持つヒイラギナンテンは、もしかすると最強の魔除けの木なのかもしれません。