ニオイテンジクアオイ(平成29年3月号)

生薬名:香葉/コウヨウ  薬用部:全草 用 途:リウマチ・腹痛

凍える寒さも去り、暖かさに包まれる3月は、旅立ちの季節でもあります。友や恩師との別れはとても悲しく、寂しいことですが、前を向いていくために贈りたい一本の花。 友との「真の友情」、恩師への「尊敬」。この2つの花言葉を併せ持つニオイテンジクアオイ(ゼラニウム)。赤やピンクの小さな花が集まって咲き、腺毛に覆われた葉は赤ちゃんの掌のような形。ミントのさわやかさと甘いバラの花を思わせる香りで、落ち込んだ気持ちを和らげ、明るく高める効果があります。人にとっては心地よい香りですが、虫たちは苦手。そのため古くから虫よけとして家の周りに植えられてきました。また、香りのもとである精油は肌に塗ると、肌の引き締めや皮膚炎にもよいのだとか。 悲しみに沈む心を慰めるニオイテンジクアオイの 香り。それは悲しみ乗り越えようとする人たちの 背中を押してくれる、見えない力、なのです。