ギンバイカ(平成29年5月号)

生薬名:―   薬用部:葉・果実   用 途:収れん・殺菌・抗菌・消炎 など

 

サクラが葉桜に変わるころ、白梅に似た可愛らしい花を咲かせる銀梅花/ギンバイカ。そして秋になれば、その花は濃い青色をした渋い味わいの果実へ。この果実と葉には殺菌、収れん効果があり、生のまま、または乾燥させて防腐薬として使われます。また、葉はユーカリのようなさわやかな香りがするため、肉料理の臭み消しやハーブティに、生の花はサラダにしたり、化粧水の材料にも使用されています。 ギンバイカは旧約聖書やギリシャ神話にも登場する歴史ある神聖な植物のひとつ。愛の女神ヴィーナスの神木であり、ヨーロッパでは女性の純潔を象徴する木として、結婚式の飾り花や花嫁のブーケに使われます。 「祝いの木」という別名を持つ、幸せをも たらす木。美しく咲くギンバイカは、誰 かのもとへ、美しい姿とさわやかな香 り、そして幸せを届けてくれるでしょう。