オナモミ

オナモミは夏から秋にかけて黄緑色の花を咲かせ、その後、結ばれるのが、あのトゲトゲの実。野山に出掛け、帰宅してみたら、服にくっついていた、そんな経験をされた人もいらっしゃるのではないでしょうか。"ひっつき(くっつき)虫瓩箸盡討个譴襯ナモミの実は、表面がかぎ状のトゲで覆われているため、何かにひっかかったり、動物のからだにくっついたり。
そうして、違う場所へ運ばれることで、生育地を広げていきました。この実は生薬名を蒼耳子(そうじし)といい、頭痛や発熱などの症状に処方されるほか、搾って得られる油が皮膚病にも用いられます。日本にはアジア大陸より稲作とともに渡来した歴史の古い植物ですが、今、新たな外来種におされ、姿を消しつつあるそうで…。
新秋の風が心地よいこの季節、里山を歩いてみれば、無数のトゲに覆われたひっつき虫に出合えるかもしれません。

 

 

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