カボチャ(平成29年10月号)

生薬名:南瓜蔕/ナンカテイ  南瓜子/ナンカシ・南瓜/ナンカ

薬用部:へた、種子、果実   用 途:駆虫、消炎、鎮痛など

仮装をした人たちとオレンジ色のランタン。日本でも人気となった”ハロウィン”では「カボチャ」が欠かすことができません。

カボチャが日本に伝わったのは約450年前。豊後の国(現在の大分県)にカンボジアを経由して持ち込まれたところから、カンボジアが変化して「カボチャ」の名になりました。因みに関東ではトウナス、関西ではナンキン、九州ではボウブラといった方言の呼び名もあります。カボチャのヘタやタネ、果実は生薬となり、虫下しや炎症止めとして使用されています。虫下しの効果を高めるには榔子/びんろうじ(ヤシ科の植物の種)の煎じ液と服用するとよいそうです。

冬至にカボチャを食べるという風習が江戸時代から伝わっていますが、これは寒い冬に不足しがちなビタミンを長く保存できるカボチャで補おうという先人 たちの知恵。今年の冬至は12月22日。 その日はまだまだ先ですが、冷え込む日 の夜ごはんには温かいカボチャシチュー が食べたくなりますね。