キキョウ(平成29年11月号)

薬用部分    根と根茎(竜胆) 薬効        苦味健胃作用、消炎、解毒

秋の野山に咲く青紫色のリンドウ。10月ごろから阿蘇周辺で咲くことから熊本県では県の花に、長野県でも県花や家紋などに描かれ、私たちになじみ深い花です。生薬は竜胆/りゅうたんと言われ、古くから苦味健胃、消炎のくすりとして処方されています。名前の由来は苦味健胃薬としても知られる熊胆/ゆうたん(クマの胆汁)より苦いことから、最上の意味を表す竜の字を充て、中国名の音読みのリュウタンからリンドウに転訛したといわれています。近頃では 野山も整備され、自生するリンドウ も減ってきました。 苦い薬草ではありますが、可憐な花が 失われていくのはさみしいものです。