ローズゼラニウム(平成14年8月号)

薬用部:葉・花 用途:収れん・抗菌・湿疹 原産地:南アフリカ
匂いのするゼラニウムを総称して「センテッドゼラニウム」と呼びます。この中でも特に親しまれている代表的なものに「ローズゼラニウム」があります。ローズゼラニウムという名前はバラの香りがすることから名付けられています。和名を「ニオイテンジクアオイ」と言い、原産地は南アフリカです。高さ30〜100cmに成長し、4〜9月にピンク色の花を咲かせます。寒さには弱いので、霜が降りる前には鉢上げをして軒下に置くか、室内に入れてあげましょう。 ローズゼラニウムの精油には皮膚の弾力を回復する作用があり、美肌への効果を持ちます。女性には素晴らしい薬効ですね。また、葉を利用したハーブバスでは肌をひきしめ、湿疹などに効果があります。料理で使用する際、葉はお菓子に焼きこみ、花は料理に飾るなどして風味と彩りを添えてみてはいかがでしょうか。

白澤(平成14年7月号)

白澤とは、中国より伝わる、深山に住むとされる神獣です。四つ足で角が3対生え、顔に3つ、胴体に6つと、合計9つの目を持ちます。9つも目を持つのは世の中を注意深く見守るという意味合いがあると思われています。 
白澤は言語を操る事ができる上、非常に聡明で、世の中を治める君主が有徳(人から慕われ、善行が多い事)である世に現れたといいます。中国の帝王、黄帝が海辺で白澤に出会った際、白澤は11,520種に及ぶ妖怪や鬼について語り、世の中の害を防ぐ為に忠告したと伝えられています。この時の白澤の教えを、黄帝は書物に著しています。これが、『白澤図』と呼ばれる世界最古の妖怪図鑑です。 
この様な言い伝えから日本では、白澤は旅人を守る神獣とされ、旅のお守りとして白澤の図を身につけるようになりました。尚、白澤の図は栃木県日光市にある日光東照宮でも見る事ができます。拝殿に向かって東の杉戸に描かれており、江戸時代の画家、狩野探幽によるものとされています。

ローズマリー(平成14年7月号)

薬用部:葉・花・茎 用途:強壮・利尿・鎮痛
「ローズマリー」という名前は、ラテン語の"ros marinus"(ロスマリヌス)から名付けられました。また、海に向かった崖などによく育つことから「海のしずく」とも呼ばれます。和名を「マンネンロウ」と言い、花言葉は「思い出」です。
原産地は地中海沿岸で高さ20〜200cmに成長します。5〜6月と11〜3月に茎の先のほうに多数小さな唇形の青や白、ピンク色の花を咲かせます。ローズマリー全体には香りがあり、アロマテラピーに用いられます。香りの効果には、集中や精神的な疲労の回復、食欲抑制があります。また、若返り・老化防止のハーブといわれ、お肌や毛髪にその力を発揮し、たるんだお肌を引きしめてくれます。料理で使用する際は肉や魚、じゃがいもなどとの相性が抜群です。